Informatics of Molecular Functions Computational Simulation
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- Division Leader
- Professor Takatsugu Hirokawa
01研究概要
バイオインフォマティクスおよびケモインフォマティクスを用いたインシリコ創薬技術の開発および、創薬支援研究に取り組んでいます。
分子モデリング(タンパク質-タンパク質、タンパク質-低分子、タンパク質-核酸、他)および分子動力学計算等の要素技術を用いて、立体構造に指南されるドラッグデザインの高精度支援のための分子モデリング技術の開発と産学官連携による支援研究を行っています。
支援研究においては、タンパク質立体構造における、より効果的で難易度の高い作用点部位の予測と、その作用点を標的としたインシリコスクリーニングを中心に実施しています。想定される作用点としては、タンパク質-タンパク質相互作用制御部位、アロステリック部位、バイアス性制御部位、結合パスウェイ部位など挑戦的な課題に積極的に取り組んでいます。
02今後の展望
近年の技術革新により、中程度の難易度の標的タンパク質へのヒット化合物(10~100μM程度)の獲得確率が向上している一方、これらの出発分子から新規性(物質特許性を有する)のある医薬品分子に仕上げる“Hit to Lead”の工程が律速になっています。この問題に対し、現在、AMED/BINDS事業を通じて分子シミュレーションとAI技術を融合したインシリコ“Hit to Lead”戦略を重点課題として取り組んでいます。また、「富岳」を用いたシミュレーション・AI駆動型次世代医療・創薬事業において、PROTACなどのニューモダリティを対象としたインシリコ創薬にも参画しています。

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- 広川 貴次 教授